A列車で行こう物語 臨海新都市 @  作:ヨワモノ

社長は、永平田市にやってきた。
AR永平田のヘリで。
前の社長から、今までの開発について話を聞いた。

前の社長「こんにちは。南にある人工島は、私のときに埋めましたが、結局は開発することなく終わりましたので、ここの開発をお願いします。」
社長「了解。こんな広い人工島があるなら、ここを大都市に育て上げるのも悪くないな。よし、今日から、新AR永平田で開発します。」
前の社長「ありがとうございます。私は、実は、永平田市長に当選したんです。これからもよろしくお願いします。」

社長は、本社予定地でもある、永平田市永平田町に来た。新永平田駅があるが、この駅は、高架化のために撤去する。
社長は、AR永平田の会議を開いた。の前に、秘書に話した。

社長「水沢さん、私のパソコンを、プロジェクタに繋いでくれるかね。発表内容をまとめてあるから。」
秘書「・・・分かりました。繋いでおきます。操作は誰がしますか?」
社長「操作は、私がするよ。水沢さんは、社員に計画表を配ってくれ。」
秘書「分かりました。用意しますね。」

秘書「只今より、AR永平田の開発会議を行います。まもなく、社長がお入りになられます。」
社長「こんにちは、AR永平田の社長です。とりあえず、映像をご覧ください。」


社長「この永平田市は、人口が1万人の半分しか居ません。そんな街を、大きくしようと考えます。」
秘書「永平田市長が来られてます。」
市長「こんにちは。秘書さんの説明どおり、永平田市の市長です。元、この会社の社長をしておりました。よろしくお願いします。」
社長「で、この永平田市の南にある人工島を、臨海都市へとしようと思います。」
秘書「それでは、質問のある方は、手を上げてください。はい、金子さん。」
経理部長「人工島は、見る限り、何もないですね。これでは、赤字は確実だと思いますが。」
社長「確かに、赤字になるのは目に見えています。ですから、北部から開発することにします。で、資金繰りを安定させるために、子会社も建てて行きます。」
業務部長「あの、先ほどの、金子さんの質問からですが、子会社を建てるとありましたよね。」
社長「ああ、そうですけど。」
業務部長「子会社のリストが今あるので、見てみたんですが、安定収益を得るには高い建物じゃないといけないのですが、初期の状態では、そんな建物、建てれないと思いますが・・・」
社長「まず、今の市長さんが残した子会社で我慢します。ついでに、デパートがホテル横にあるので、そこも買い取るつもりです。」
秘書「質問が絶えましたので、これで、会議を終わります。」
社長「会議開始前にお配りした、計画表に誤りがありましたので、訂正版を出口に置いてありますので、お取りください。不要なら、訂正前のプリントと交換してください。」

こうして、永平田市の開発に、一手を打てるのである。

Aへ続く


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