ダイアモンドの傷  作:アイルー

私は地元の高校に行っている、高崎綾。ミステリー小説やドラマなんかが大好きで、友達によく問題を持ってこられる。
でも、私はそういうことも楽しいし、こういう生活も楽しいな。と思っていたけれど・・・。
この平凡な日常に、闇が差し込んだ。
それは・・・。20XX年、1月3日のことだった。私の家の近くにある宝石屋で、事件は起こった。
なんと、その店を切り盛りしていた亭主の吉田富雄さんと、その妻の吉田知加子さん、そしてその二人の子供、荒地静香さん、
藤原栄吉さん、小島政夫さんと、孫の荒地恵さん、藤原美佳さん、藤原幸太さん、小島良子さん、小島優斗さんが殺害された。
全員ナイフであちこちを刺されていたそうだ。
犯人は、宝石を盗っていった訳ではなく、たまたま帰省していた娘さん、息子さんと、お孫さんまで殺害したそうだ。
1月3日といえば、普通ならまだ連休で仕事も休み。
父と母に会いに、故郷まで帰って来たのに、殺害されたのだ。
この家族は全員良心のある、心優しい一家だったそうだ。―――――

続く


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