悪魔の手先 NO.5  作:キョン

俺たちは足音をたてないようにして階段を下り、傘を取って玄関を出た。

水たまりを飛び越えて裏に回った。さすがに夜の墓地は不気味だった。

「…なんやめっちゃ怖いんやけど…」

なぜかエセ関西弁になりながら大川が言った。

でも、夜には幽霊が出るとかいうし【夜の怖いところベスト3と言ったらアンケート】でトイレと墓地と学校だったしな…。{注:こっちも混乱しています}

「別に死なないだろうがさすがに怖いな…」

俺は精一杯強がったが足がガックンガックンしていた。そしてへっぴり腰になっていた。

「おもろっ!! なんだそのへっぴり腰は!!」

「うっさい!!サッサと行くぞ!! 行かないなら俺のクロスチョップをお見舞いするぞ!!」

「はい、はい」

テケテケと歩き出した俺たちは墓地の中腹まで来た。

「うわっ、あそこに大川っていう人たちのお墓があるよ!! なんか怖いわ!! あぁっ、今度はあそこに出本ってお墓が… うぉ!!今度はあそこに…」

「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!そういうこと言うのやめろや!!」

俺はシャウトして早歩きし始めた。ガンガン奥に進んでいく。そして―――――――――

「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!ここが秘密の花畑か!!」

そこは周りの木々に囲まれて、いろいろな花が咲いていた。キクやアジサイやオオイヌノフグリ、コスモスやランの花なんてのもあった。

上には木々がなく光がサンサンと照りつけていた。

「なっ、スゲェだろ?」

「あぁ!!スゲェよ!!……でもさぁ、なんだか違和感感じんだよねぇ…」

最後のほうは聞こえなかったようで出本はスキップをしていた。

「まっ、気のせいだよね!!」

その後、俺らはいろいろな事をして遊んだ。

花冠を作ったり、鬼ごっこやいろいろな事をして遊んだ。

そして疲れたので2人で座って花占いをしようという話になった。

「花占いねぇ…俺、占いとか信じないからなぁ…」

俺はぶつぶつ言いながらも5本目の花占いに突入していた。

大川は隣でアジサイで花占いをし始めていた。

「スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ……」

「…………………」

「スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ……」

「…………………」

「スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ……」

「…………………」

「スキ、キライ、スキ、キライ、スキ、キライ……」

「…………………」

「ス」

「なっっっっっっっっげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「うおっ、なんだ急に!!」

「長いんだよお前!! そりゃそうだよ、だってアジサイだもの、花びら多いんだもの!!」

俺はついにシャウトした。だって長いんだもの!!

「うるさいなぁ、いいだろう疲れたんだし。アジサイもいいよなぁ…この花びら一枚一枚の形と言い、茎の絶妙な太さと言い…」

さぁうんちくコーナー突入ですか、聞き流しとこう。

「これはユキノシタ科のアジサイという品種で、おしべめしべのない装飾花(飾りの花)しかできないので果実はできない……」

ふぁ〜あ終わったか? 俺は伸びをして急に言葉を切った大川のほうを向いた。

「……おい、お前この花見たことあるか?」

大川は俺に質問してきた。

「ん?あぁそんぐらいしっとるわ」

大川は絶句しこう切り出した。

「………俺らが知っているアジサイってのは品種改良されてるやつなんだ」

「ん?それが?」

「…………つまりこれはだれかがここに植えて育ててるかも知れないってことだ」

「…え?マジで?」

「あぁ、あそこにヤナギランも見える、あれはパイオニアプランツと言って、人の開いた土地に真っ先に咲く花なんだ」

「…ふ〜ん、でもそんなら謝ればいいんじゃない?」

俺は至極まっとうな意見のつもりだったが、

「そうじゃないんだ、あれは、パイオニアプランツは周りに木とか背の高い植物が周りに生えると、すぐ消えちゃう植物なんだよ!!

「ひょぇぇ!!」

俺はかなり驚いてしまった。

「え?ならそれってすごいんじゃ…?」

「あぁ、でもそれだけじゃないんだ。お前アジサイのとヤナギランの咲く季節知ってっか?」

「6,7月ぐらいじゃねぇの?」

俺はアジサイの咲く季節から想像してそのあたりだと目星をつけた。

「そう、正確にはアジサイが6〜7月、ヤナギランが6〜8月だ。今これが咲いているのはなんら不思議じゃない。今6月だからな。でも…」

大川はオオイヌノフグリを指差して、

「…あれの咲く季節は3〜4月だ」

「…うぇぇ?!」

俺は意味のわからない言葉を発してしまった。

「しかもまだある」

もういいよ!!怖いから!!

「あそこにイソギクがあるんだ」

「イソギクゥ?まさか磯菊だけに磯に咲くとかそんなわけじゃないだろぉな? ない!さすがにそれはない!」

「………そのないない言ってるやつがビンゴだ」

「……………………………………………………」

「……………………………………………………」

なんか黙とうみたいになったあと、

「…………帰ろう。なんかここには居てはいけないよ。ダッシュで帰ろう。そして黙っとこう、ここのことは」

「…………あぁ…………」

俺らはそういうと一目散に駈け出した。

そしてさっきの墓の所に着いた。

ザァァァァァァァァァァァァァァァ………

俺らはそこで一回立ち止まり、

「うわちゃぁ傘置いてきちまった、仕方ないこのまま帰るか」

俺がそう言うと大川は半泣きだった。

「お、おい!!どうしたんだよ!!」

大川はこっちを向くと、

「さっきの所雨降ってなかった………………」

「………………………………………………………………………………………………もういやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

もう花とか見たくもない!!絶対見ないから!!

そう誓った矢先に上からコスモスが落ちてきた。…一本まるまる。

「ぎょえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

俺は叫んだ。アイム シャウト!!

「なんで一本落ちてくんだよ!! 何でコスモスなんだよ!! もういやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

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「と、まぁこんな感じで俺はコスモス嫌いになり、そしてこの後なぜかぶっ倒れたらしく、警察に保護されて家に帰ったら、なぜか体が異様に強くなったってわけさ」

「ほぉ、でその具体的な理由はわからんのか…」

「あぁ、なんせ倒れてたからな」

「その時大川って人は?」

「んぁ?あいつか?…そういや知らんな、あの後すぐ引越しちゃったし」

「ほぉ…」

少し面白かった。が…

「長い」

出本は間の抜けた表情で、

「ほぇ?」

といった。

「だから長いんだよ。回想が。ほぼ2話使ってんじゃねぇか。おい、もしかしてこの調子であの二人の過去も2,3ページ使うんじゃねぇだろうな?」

{ナレーさん}たぶん使うんじゃないかぁ? ナレーさんわかんなぁ〜い{ナレー終}

「おい、出番なかったからってキャラ崩壊させてんじゃねぇよ。作者のイメージは、あの銀魂の松平の声やってるあの声優さんの声だったんだから」

俺はナレーさんの頭をガシッと掴み引っ張り出した。

「つーか俺は何で1話だったのに、こいつはほぼ2話使ってんだよ!!」

{ナレーさん}いだだだだだだ!!抜けるっ!!毛ぇ抜ける!!リ○ブ21に行かなきゃいけなくなる!!もしくはアデラン○におせわになる!!{ナレー終}

「うっさいわ!!アデラン○でもリ○ブ21にでもどうにでもなれ!!つーかもうナレーさんじゃないじゃん!!だってナレーションじゃないし!!」

{ナレーさん}ふっ、これは活字だからその辺はうやむやでいいのだよ!!{ナレー終}

「いいわけないだろ!!あと、キャラ崩壊させすぎ!! 作者の気持ちを考えろ!!」

{ナレーさん}その作者がキャラ崩壊させてんじゃねぇかよぉう!!{ナレー終}

「まぁそうだけど…つーかこの部分話にいらんだろ!! もうやめよう!!ね?やめよう!!」

{ナレーさん}そうですね。じゃあまた次回〜{ナレー終}

「つーかナレーターが話に入ってくんな!!」

<悪魔の手先 NO,5完>

ね?シリアスじゃなかったでしょ?

北島○朗じゃなくて、北島○郎の真似したコ○ッケが出てきたでしょ?

でね?今回の話に他のキャラの過去もやるみたいに書いてるけどね? 実際は予定なのでやんないかも知れません。

やってほしい方は是非コメント欄に書き込んでください。点数はつけなくてもいいんで。


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