magic☆世界 第3話  作:朔。





「あなたは勉強も運動も人以上だとは思うわ。
でもそれは女の子と比べて、なの。
特に運動は【攻】を司る葛城家として男の子にも負けちゃいけないのよ」





だからね、とママは続ける。



「あなたは男の子の中で育つべきなの」




いつものふんわりとしたママの顔つきは妙にこわばっていた。
多分、おばあさまに釘を刺されたんだと思う。
おばあさまはパパの前の当主、おじいさまが亡くなってからパパが継ぐまでの間、一人で葛城家を支えてきた凄い人。


だけど怖い。


物凄く。



「…でも嫌だよ!男の子怖いし!」

ここは意地でも動いちゃいけない。
それはあたしの本能がさっきから訴えてきてた。


「そうねー無事、卒業したら、ケーキの食べ放題に連れて行ってあげる」

…うっ。
た、食べ物になんか釣られるものか。


「バレたらどうすんの!色々大変じゃん、水泳とか、着替えとか」



なんとか、なんとか断らないと。


「大丈夫。あそこ金持ちなら結構受け入れてくれるのよ?学校の風紀さえ乱さなければ」

ああ言えばこう言う…



「あとは好きな服も買ってあげるわよー」



追い討ちパンチ。
もはやあたしの逃げる余地、なし。




「わかったよ!行けばいいんでしょ!?」





ほぼ叫ぶようなあたしの一言で決定した。
我ながら、単純すぎる…。


第4話に続く


コメント

引っ掛かる 2011/12/25 19:55
MAGICだし。おもしろくないし。
中学生?小学生?

スペルミスしてつまんなくてじゃ救いようがないよ

朔。 2011/12/25 20:01
あ!すみません、うっかりしてました。
修正しておきます。

貴重な意見有難うございました。

aIsis 2011/12/26 11:50
正直まだ始まったばかりのところで作品の良し悪し決めようとしたってしょうがなくね?
初めの方なんて基本大体予想できるだろ。
まあ気長に読んでいこうや。スペルミスはまあおいといて。


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