鈴と柚 第5章  作:ruri

  第5章 悪霊は敵

 「たまにはこういう冒険も良いんじゃない?」なんて心の中で
まとめてる自分が怖くなってきた。いや、良くないでしょう。悪
霊がいるんだよ?…さっきから妙にやる気満々だった自分がうそ
みたいなほどに怖くなってきた。悪霊に喰われたら嫌だし。そう
いえば、悪霊に喰われたらどうなるかって知らないような?聞い
てみようかな。
「あのさ、鈴。」
「はい?」
「悪霊に喰われたらどうなるの?」
 鈴がドキッとしたような顔で聞き返してきた。
「えっと、聞きたい……?」
 はあ?
「うん…聞きたいから聞いてる訳でさ。え…言いたくないの?そ
 んなに恐ろしいの…?」
 余計怖くなるからさっさと言ってよー!!
「恐ろしいわ……喰われたら、ここでは死ぬことになるよ…。」
 柚は周りをきょろきょろ見て、小声で聞いた。余りの怖さゆえ
に、少し顔色が悪くなってる。
「どういうことなの!?」
「喰われたら、このすべての世界から完全に無くなるの。関わっ
 た人には記憶があるんだけど、もう一生現世には戻れない。」
 …鈴が悲しい顔をしてたのはこのせいなのかな?でも、絶対に
生き返ってやるわ!鈴とふたりで現世に戻ることが大事なんだか
ら。
「大丈夫だよ。生き返れるよ。」
「……うん。柚姉なら生き返れるよ!」
 私は、怖くなったと思ったら、急に自信が湧いてきた。この冒
険が楽しみになったぐらいだ。その証拠に、私には自然と笑みが
こぼれてきたからだ。
 悪霊は敵だけど、ふたりでいれば敵じゃない。
 こうしてニコニコしていると、鈴にも穏やかな笑顔が見えた。
それは、新たな一歩だった。

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アドバイスを参考に書いてみましたが、どうでしょうか?展開が
早いと聞いたので少し緩やかにしてみたし、情景や表情なども増
やしたんですけど、変化はあるでしょうか?真っ直ぐに厳しい意
見だと自信無くしちゃうんで、できればアドバイスが欲しいです。
あと、誤字脱字があったらコメいれてください。一応見たんです
けど無いような気がしますが…?
宜しくお願いします。


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