始まって終わる物語  作:篝

始まった物語
これが、私の生まれたときにできた物語。
終わる物語
これは、私がいつかむかえるあることが起こったときにできる物語。

今日はこの物語を語ろうか・・・。

おぎゃあ おぎゃあ
「おめでとうございます!!可愛い女の子ですよ!!」
私が生まれたときある看護婦さんが言ったであろう言葉。
その言葉が母を狂わせた。
「女・・・?女の子?何でよ!?男の子じゃなきゃいけないのに!!何で?何で!?」
「ひぃ!!だ‥誰か!!この人を‥この人を止めてぇぇ!」
その場は手術をした医者が止めたそうだ。
しかし、母の狂った行動は病院を退院した後に非道さを増した。

それは、私がお腹が減って泣いていたときのことだ。
「ふえぇぇぇん!びゃやぁ!ひっぐ、ひっぐ、うぎゃああ」
「ああ、もう。うるさいたらありゃしない。…これもあなたが女の子だからよ。男の子だったらこんなには泣かないもの。
 ちっ!こうなったら強硬手段の出るしかないわね。」
カチカチカチ

「あなたが悪いんだからね。」
スウ
『な に が ?』
「え?!誰よ、いや!何で浮いているの?!い、いやあああああああああああああああああ」


 部屋には子供、育児疲れからの自殺?

 先日、死体が発見された、唖矢上莉子さん(24)の部屋には生後1ヶ月と見られる赤子がやせ細った体でうぐずくまっていた。
この赤子は、父親や親戚もおらず、孤児院に入れられるもよう。



―――12年後―――
「麻耶!!部活何に入るの〜〜?」
「私?私はね…ソフトテニス部だよ。」
母親が死んで孤児院に入れられてからもう12年たった。母親がどのようなものとも知らずに育った私は、寂しいながらも『普通の子』
を演じていた。
なぜなら私は『普通の子』ではないから。私の周りには必ず何かがいるから。それは私以外には見えない“幽霊”と言うモノだろう。
話を戻すとして、私は中学校ではテニス部入ろうとずっと前から決めていた。なぜなら、私の周りにいるモノは一日に一回はテニスの
良いところを語る。それを毎日聞いていたらテニスに対する興味も沸いてくるもの。


コメント

モノ 2012/07/21 19:01
続きを書かないのに何度もあげないでください。

名も無き詩人 2012/07/26 12:16
たうまぅぁ

2点 ノイズ 2012/08/15 23:11
凄く面白かったよ^^
早く続きが読みたいな^^


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