席替え2  作:梅の本

黒板に書かれている教室の簡単な図に番号が書かれていた。そこで自分の番号を探しだし、図に描かれている所へ移動するやり方。
2……8……5……9……4……1。
窓側の前から3列目。5班。
そこに番号を見つけた。早くリフォームの匠から離れたいので、すぐに移動を開始する。
ミッション、匠から逃げろ!
一方匠の方はというと……。
やったぁ! 真反対だぁ! いやっふぅーい!
気分が良くなりおニューな位置へ。匠の周りは迷惑そう。
ぐははは、なかなか良いリズムになったではないか!
他のクラスメイトも移動が終わり休み時間へ。
遠くでリフォームをする音を聞きながら読書をした。

ん?
何か視線が……。
周りを見ると、ちょうど良いじゃんゴー・ゴー。と言っている女子軍。こっちに背中を向けている女子が居た。
…………。
一部男子から強烈な殺気。
真横女子軍から感じる、へー。みたいな視線。
二つが合わさり恐怖心。今すぐ逃げたい、逃走したい、エスケープしたい。
逃げようかな〜、なんて考えていると何かの覚悟を決めた背中を向けていた女子がこっちを向いた。
何が始まる?
やがて開かれる唇。
それは自分に遅い春を知らせる物だった。


コメント

梅の本 2012/07/03 20:06
いやっ書いて思ったね
ベタすぎると

3点 ららら 2012/07/03 22:53
匠「シュー」

ベタは好きですよ
文章もいいですし。

梅の本 2012/07/03 23:12
まてっ爆発するな!?
クリーパーじゃありませんwww
てかよく分かりましたねww


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