変わり者の名探偵  作:ふっく

                                                                                                                                                                                       
8月の猛暑のなか、僕は全力で走っていた。

「全てあいつのせいだ間違いなくあいつのせいだ。ふざけんなーあの××探偵めー。」

僕は全力で叫んだ。

理由は、一人の変わり者の探偵のせいでもある。     僕は実は、変わり者の探偵(世園寺 せいえんじ)さんの弟子こと助手をやっている。

昨日の事だっただろう、夜に電話がかかってきた。     電話の相手は世園寺さんだった。

探偵事務所に依頼人が来て、仕事が出来たから手伝ってくれという電話だった。    

もちろんOKして、明日の朝8時に車で迎えに僕の家に来てくれるという約束になった。
 
なのに朝になって、「君を迎えに行くのめんどいから先いくわ。 場所は、荒川市 場元町 7−5だから」なんて言って約束すっぽかしやがった。

僕は、自転車なんて持ってないし、車もバイクも乗れない、それに今日は荒川市には電車もバスの便もない。

 
最終的に僕は、30キロ以上はなれた荒川市に走って向かっているのだ。

猛暑の中でだぞ、しかも30キロ以上離れてるんだぞ。 

冗談じゃない。


コメント

ふっく(作者) 2012/10/21 20:33
面白くないとはおもいますが、読んでみてください。 人気があれば続きを書きます。


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