クリスマスに雪が降る〜1〜  作:美月

俺はつかさ。みんなからはつっちーて呼ばれてる。

案外もてるんだぜwwwとはいえど彼女はいない。

女性恐怖症。知ってるかこの言葉?そう。俺は女性恐怖症。

とはいっても昔からじゃない。あの時から…。

告白など数知れず。断ってきた…。

相手が気に入らないわけではない。ただ怖い。

あの時のことを思い出すと…。

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今日はクリスマス。去年だったら彼女と一緒に夜を過ごしていただろう。

「だーーー!!!もうだめだ!」

「彼女の写真は今でも大切にしたい」

そんなクリスマスが終わった。学校までまだ日にちはあるけれど。

気分転換に学校に行ってみる。

部活に来たやつだけ…。至って楽しくない。

「はっ!ははは。冬休みにお疲れ様♪」

くるっと回って、まわれ右。

もう帰ろうかと思って校門を出たら、

ドーーーーーーーーーーーーーーーン!!

痛みが走る。よく見ると手から少し血が出てる。

「つっ!いってーな!こんにゃろ!!」

ふと顔を上げた俺は顔が赤くなるのを感じた。


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